2018年12月22日、中国の北京インターネット法院は、北京インターネット法院主導のもと、中国工業・情報化部国家情報安全発展研究センター、百度、信任度科技公司などのブロックチェーン業界の企業と共同で構築した電子証拠プラットフォーム「天平鏈」を正式に発表した。

 北京インターネット法院院長は、「司法ブロックチェーンのノードは計17構築されており、24のインターネットプラットフォーム又は第三者データプラットフォームと証拠保存プラットフォームとの間のアプリケーションデータの連結が完成した。3ヶ月の運営で、オンライン証拠の収集データは既に100万件を超えた。また、天平鏈は3ヶ月の運営で、現在既に構築された証拠プラットフォームのエコシステムには版権、著作権、サプライチェーンファイナンス、電子契約、第三者データサービスプラットフォーム、インターネットプラットフォーム、銀行、保険、インターネットファイナンスなどが含まれている」と説明した。

 中国人民大学法学部の副学部長は、北京インターネット法院の「天平鏈」はデータの信頼性を保証し、ユーザーのプライバシーを保護し、サイバースペースの管理の法制化を徐々に実現していくことができ、ブロックチェーンテクノロジーの利点であると述べた。

 「天平鏈」は、百度のスーパーチェーンによるソリューションを提供するものであり、デジタル指紋技術等のセキュリティ保護手段によってブロックチェーン内のデータプライバシーを保証する。スーパーノードアーキテクチャ、DAG、サイドチェーン及びパラレルチェーン管理などのブロックチェーンの基盤技術によって、「天平鏈」の性能は5万TPS(1秒あたりのトランザクション数)以上、インターネットでは30万TPS以上となり、インターネットの証拠保存として利用することができる。

 また、スーパーチェーンは量子攻撃に強く、ユーザーの軌跡も追跡でき、ECC、国密(国家暗号局の認定した国産の暗号化アルゴリズム、即ち商用暗号)、HDウォレットなどの暗号化によって保護され、イーサリムなどの開発システムとの互換性があり、Go言語など一般的な言語やSolidity言語の開発にも対応している。また、Android、IOS対応の軽量ノード技術も提供している。

 百度は既に百度図騰(画像著作権保護プラットフォーム)、百度百科、大閘蟹(上海ガニ)履歴追跡、食品履歴追跡、文化エンターテイメント、情報セキュリティなどの業種へのスーパーチェーン技術の応用を開始している。