【出典:南方日報】

2014年12月、中国財政部、国家知識産権局は珠海横琴に国家知識産権運営公共サービスプラットフォーム金融革新(横琴)試行プラットフォーム(別名「七弦琴国家プラットフォーム」)を開設することを決定した。このプラットフォームは2017年6月19日に正式に運営が開始される。

「七弦琴国家プラットフォーム」は、七弦琴国家知識産権取引ネットワーク(www.7ipr.com)と七弦琴クライアント・アプリケーションを媒体として、ソーシャル、IP電子商取引、IPファイナンス、ビッグデータなどの機能を集合させ、知的財産権取引、金融革新、知的財産権の国際運営を中心業務として、知的財産権の金融革新や知的財産権のクロスボーダー取引を特徴とした知識産権オンライン取引システムを構築し、国家の「プラットフォーム+機関+資本+産業」という知識産権運営サービス体系に組み込んで、国際的影響力を有する運営プラットフォームにする。

ü発展の方向性及び理念

七弦琴国家プラットフォームの発展の方向性は、全世界の知的財産権資産の集散地になることであり、そのビジョンは国際的影響力を有する生態型知的財産権取引プラットフォームになり、広範な知的財産権の産業チェーンを作り出し、知的財産権金融革新と知的財産権のクロスボーダー取引を特徴とした全方位的、ワンストップ型、高品質の知的財産権資産取引及びサービス取引のサービスを提供することにある。現在、七弦琴国家プラットフォームは全国配置計画を開始しており、このプラットフォームは、珠海を粤港澳大湾区(広東省、香港、マカオ)イノベーション重点地にし且つ広東省をイノベーションを主とした経済体系及び発展モデルに加速的に形成するために、強大な力を提供する。

七弦琴国家プラットフォームの理念は、「革新者から先に豊かにする」であり、その目標は中国の「頭脳労働者」の自由なマッチングプラットフォームを構築することである。企業レベルでは、全ての中小零細企業が特許と商標を持つようにし、経済発展レベルでは、知的財産権の資源配置を加速させる。

戦略的理論モデルにおいては、七弦琴国家プラットフォームは「人、資、網、政、産、知、研」という「七字方針」を有する。七字方針とは、一流の人材を作り、資本の力を利用し、インターネットの考え方とツールを駆使し、政治の優位性を発揮し、産業界と知的財産権界と研究開発界を繋ぐことに尽力して、国際的な全産業チェーンにおけるイノベーション生態系を構築することである。

ü業務体系及び取引品目

七弦琴国家プラットフォームは、中心業務、派生業務及びサポート業務を含む三大体系を有する。

一、中心業務:知的財産権取引、金融革新及び知的財産権の国際運営が含まれる。

二、派生業務:知的財産権サービス、知的財産権投資、知的財産権運営及びソフト開発が含まれる。

三、サポート業務:認証、育成、研究、代理処などの一連のサービス及び政策分析サービスと権利保護支援サービスが含まれる。

中心業務から、七弦琴国家プラットフォームは、八大取引品目を打ち出す。

1.知的財産権資産(特許、商標、版権、ドメイン名)取引

2.知的財産権サービス(代理、訴訟、分析、コンサルティング、育成)取引

3.知的財産権起業項目取引

4.知的財産権運営(受託、買収、特許プール、標準化)サービス

5.起業指導及び投融資サービス

6.研究開発サービス

7.産業設計サービス

8.知的財産権サポート型商品取引

このほか、七弦琴国家プラットフォームは、機関会員と個人会員を含む12種類のプラットフォーム会員の体系を設定し、サービス内容を差別化することで、このプラットフォームに十分な数の参加者を供給する。業務、商品及び参加者によって、七弦琴国家プラットフォームは完全な体系となり、ビジネスモデル全体がより明確なものとなる。

üビジネスモデル及び特徴的な業務

七弦琴国家プラットフォームは「自営、聯営、他営」を組み合わせた三大ビジネスモデルを打ち出した。「自営」とは、プラットフォームが市場の需要及びその能力に基づいて、プラットフォーム自体がサービスを提供することを指す。「聯営」とは、プラットフォームが聯営パートナーと共同でプラットフォームにサービスサイトを開設することを指し、優位性の補完、利益共有を実現する。これもこのプラットフォームが主として推進する経営モデルである。「他営」とは、機関・個人会員がプラットフォームで知的財産権に関する各種のサービスを展開することを指す。

金融革新及び国際運営は、七弦琴国家プラットフォームの二つの特徴的な業務で、プラットフォームの中心的な競争力である。つまり、七弦琴国家プラットフォームの最大の特徴は、ワンストップ型で全方位的な知的財産権金融サービスを提供することである。七弦琴国家プラットフォームは既に多くの商業銀行、融資型保証機関、保険会社などの金融機関と長期的な戦略協力関係を築いており、今後、知的財産権サービス及び金融サービスの専門チームを設立して、知的財産権の多様な融資体系と多層的な資本市場を構築していく。

前期段階においては、七弦琴国家プラットフォームは重点を知的財産権担保ローンに置いて、知的財産権評価、担保手続き及び取引処理などのサービスを提供し、積極的に市場化した知的財産権担保ローンモデルを模索し、保険をリスク補償手段とすることにより、商品計画の設計・開発を完成し、プロジェクトの実現に取り組む。

中期段階においては、七弦琴国家プラットフォームは知的財産権運営投資基金の設立に参加することにより、知的財産権分野の投資を強化し、高品質の知的財産権を運営する。例えば、バイオ医薬品、人工知能、次世代情報技術などの分野のコア知的財産権を有するハイテク企業に対して、特許プールの運用を行い、特許の産業化を推進し、知的財産権を中心とした株式と債権の投資を展開する。

長期段階においては、七弦琴国家プラットフォームは知的財産権の証券化の可能性を模索し、知的財産権の投資融資商品を革新し、知的財産権の信用担保メカニズムを完備し、投資・ローン連動、投資・保険連動、投資・債権連動などの新モデルの発展を推進し、知的財産権運営取引から投融資一体型の生態型資産証券化モデルを形成する。

国際運営においては、七弦琴国家プラットフォームは珠海地区という長所に基づき、重点的に香港、マカオ、台湾及びポルトガル語、ラテン系国家に対して業務を展開し、その後、欧米日韓など先進国に広げ、最終的に業務範囲を全世界に広げる。最終目的は、国際協力を推進し、国際的な知的財産権の育成を展開し、国家展示会、フォーラム及び会議を行い、プラットフォームの影響力を向上させ、中国の企業の「海外進出」を援護する。

実際2016年に、七弦琴国家プラットフォームは既に珠海市の知的財産権担保融資リスク補償基金、協力商業銀行、保証会社、保険会社などの機関と「珠海市知的財産権担保ローンサービス連盟」を設立した。この革新業務は、珠海の知的財産権担保融資を可能にした。現在関連する金融機関は既に7件の知的財産権担保融資ローン(2,240万人民元)を行い、銀行では4件のローン(1,270万人民元)が審査を通り、14件のローン(5,600万人民元)が審査中で、合計9,110万人民元となった。知的財産権の担保により、企業が蓄積した大量の知的財産権も積極的に効果を発揮し、効果的に企業発展の資本として転換することができる。

横琴国際知的財産権取引センターの次のステップは、「華金七弦琴知的財産権投資ローン連動基金」を構築することである。第1期1億人民元の資金募集の目標額は既に達成し、現在は、基金設立の関連手続きを進めている。当該基金は主に知的財産権の運営取引の展開、重点産業の特許プール及び債権投資の構築、株式投資に使用される。

七弦琴国家プラットフォームモデルが成功した後は、珠海以外の地区に広げ、国内及び国際的資源を統合する。現在、すでに青島市知識産権局、知的財産権出版社、格力電気(GREE Electric)など27の企業や機関と戦略協力協議を結んでおり、同時に、自営��聯営及び他営を同時に進める方式を採用し、現在は全国48のブランドの専門サービス機関が聯営協力に合意している。このほか、横琴国際知的財産権取引センターには、国家知識財産局の検索センター代理処、北京国専知識産権有限責任会社代理処、中知認証有限会社出張処などが設立され、企業に特許の検索、翻訳、年金管理、企業の知的財産権のISO認証など知的財産権サービスを提供しており、また、国際運営業務を開拓するために、英文のウェブサイトも構築されている。