【出典:北京インターネット法院ウェブサイト、人民網】

▓ 中国は利便性向上のために、201899日に北京に、北京市の管轄区内の基層人民法院が審理すべき第一審の特定類型のインターネット事件を集中的に管轄する「インターネット法院」を設立した。審理方式は、原則として「全過程オンライン」審理を採用して、事件の受理、送達、調停、証拠交換、開廷前の準備、法廷審理、判決の言渡しなどの訴訟の全過程のインターネット化を実現する。これにより、当事者は法院へ出向く必要がなくなる。

▓ 受理する事件の類型

  • インターネットの金銭消費貸借契約、少額消費貸借契約に関する紛争
  • インターネットにおける他人の人身権、財産権などの民事権益に対する侵害に起因した紛争
  • 人民法院によって管轄を指定されたその他のインターネット民事事件、行政事件など

  • 北京インターネット法院は基層法院である。当法院が一審判決を下した事件については、当事者は北京市第四中級人民法院に上訴しなければならない。
  • インターネット著作権の権利帰属及び権利侵害に関する紛争については、当事者は北京知的財産権法院に上訴しなければならない。

▓3

  1. インターネットで「北京インターネット法院」を検索して登録する。携帯電話からも「北京インターネット法院公式アカウントミニプログラム」で登録をすることもできる。
  2. 電子版の訴状をアップロードする。対応する資料を記入すれば一括で訴状を作成することができ、電子版の証拠もオンラインで提出することができる。
  3. 立案申請が完了。裁判官がオンラインで受理審査をした後、立案の結果をメッセージツールで通知する。

  1. 2017818日 杭州インターネット法院設立
  2. 201899日 北京インターネット法院設立
  3. 2018930日前 広州インターネット法院設立、正式に運営開始

注:杭州インターネット法院は、設立して12018818日現在で、インターネット関連事件を12,078件受理し、そのうち10,397件が結審した。インターネット関連事件の開廷に要する時間は平均28分、審理期間は平均41日であり、それぞれ開廷時間が3/51/4短縮された。