サウジアラビア王国において SAGIA ライセンスを保有する事業は、国際標準産業分 類 (ISIC)の商業活動区分に準じるために商業登録を更新しなければならない。かかる 区分に従うことは今や、新規ビザ発給等の政府当局のサービスを受けるための必須条 件であり、長い手続きを経て会社関連の書類を改訂しなければならない。

2018 年 1 月 1 日に、サウジアラビア総合投資庁(以下「SAGIA」という)は国際連合経済 社会理事会の国際標準産業分類第 4 版(以下「ISIC 型」という)を導入することを発表し た。ISIC 型とは、商業活動を区分する分類システムであり、また統計のデータ収集および 公表を容易にする。ISIC 型の全項目は、こちらにて参照可能である。

当初、SAGIA は全ての新規投資ライセンスは ISIC 型システムに従うことを命じており、既 存の SAGIA ライセンス保有者は除外されていた。しかし、実務上は、現在の登録されてい る活動が ISIC 型システムを遵守していなかったことを理由に、労働省からの新規ビザ発給 をはじめとする当局のサービスを受けられないという報告が最近複数の会社からなされてい る。以来、SAGIA は約 8000 の SAGIA 投資ライセンスを保有する投資家は、ISIC 型に準拠 するためにそのライセンスを改訂しなければならないと確認した。

ISIC 型分類システムを遵守するためには、幾つもの会社関連の書類を改訂する必要があ る。

ISIC 型システムに移行するにあたり、SAGIA ライセンスを保有する有限責任会社(以下 「LLC」という) は、定款ならびに登録関連の書類の両方を改訂しなければならない。これ は多段階にわたる手続きとなり、その概要は以下の通りである。

1. SAGIA および商工業省(以下「MOCI」という) に対して申請するために、株主か らの委任状が必要となる。かかる委任状が存在しない場合には、株主から新たに取 得する。

2. ライセンスを改訂するために申請書類を SAGIA に提出しなければならない。

3. SAGIA ライセンスの改訂後、LLC の定款を全面的に改訂し、ISIC 型に準じた商業 活動を再表示しなければならない(定款は、2015 年に改正、2016 年に施行のサウ ジアラビア新会社法にも従わなければならない。)。

4. 定款を MOCI の承認を得る為に提出し、その後署名をし、MOCI のウェブサイト にて公表されなければならない。

5. 公表後、定款は公証役場にて署名と認証を取得しなければならない。

最後に、ISIC 型分類を反映するために、LLC の商業登録(以下「CR 」)という)が更新さ れる。

外国法人の支店については、定款が存在しないため、SAGIA ライセンスおよび CR の改訂 のみが必要となる。

各手数料等は、以下のとおりと予想されている。

1. SAGIA ライセンス改訂手数料:約 SAR 2,000

2. 定款公表手数料:SAR 1,500

3. CR 改訂手数料:SAR 100

4. その他翻訳等の諸費用・公証手数料:約 SAR 500

上記の手続きは、6 から 12 週間要する可能性があるため、SAGIA ライセンスを保有する会 社は、可能な限り速やかに対応することが推奨される。