Romulus v. CVS Pharmacy, Inc., No. 14-1937 (1st Cir. Oct. 24, 2014)において、連邦地方裁判所は、推定上のクラスア クションについて、移送申立てが適時のものではな く、移送申立人は訴額を立証できていない、と判断し た後、本件を州裁判所に差し戻した。第1巡回区控訴 裁判所は、他の巡回区控訴裁判所と同様、「訴答又は 原告の他の書面」において損害について明確な記載が あり、これにより訴額が算出できるようになった場合 に、移送申立て期間が開始する、と判示して、原審を 覆した。訴答又はその後の書面において、損害につい て明確な記載があるか又は被告の側で単純計算により 訴額を算出できるだけの十分な事実が主張された場合 に、移送の時間的制限が発生し、被告は、原告が提供 するこれら以外の外部の事実を調査したり提出したり する独自の義務を負うものではない、とされた。賃金 が問題となった本件において、原告は、損害額の算出 にあたって重要な要素である推定食事時間を、弁護士 への電子メールの中で記載していた。当該電子メール から30日以内に被告が移送を申し立てたところ、第1 巡回区控訴裁判所は、当該で電子メールにおいて損害 額の算出に必要な情報が記載されており、訴額 が500万ドルを超えるだけの合理的な可能性が示され ていたことから、被告による移送申立てを適時のもの と認めた。第1巡回区控訴裁判所は、訴額は少なくて も500万ドルであると認め、訴額が500万ドルを超える 合理的な可能性があれば足り、連邦地方裁判所は「訴 額について審理のようなもの」を行う必要はない、と 述べた。