Pom Wonderful LLCは、Pur Beverages社が同社の栄養ドリンクに「PUR POM」という商標を使用していることは、Pom Wonderful社の「POM」という飲料の登録商標に対する権利を侵害しているとして、Pur Beverages社を提訴した。地裁は、2社の製品の顕著な視覚的特徴を主な理由とするPom Wonderful社の侵害主張は通らないと判断し、仮差止命令を求めたPom Wonderful社の申立てを拒絶した。

上訴審において、第9巡回連邦控訴裁は、地裁が2つの商標の類似性よりも差異を重く見たことによって、明白な誤りを犯したと判断した。巡回控訴裁は次のように述べた。「我々が当然そうしなくてはならないように、両商標の多くの視覚的類似性、紛れもない聴覚的類似性、紛れもない意義的類似性を視覚的差異よりも重く見れば、類似性の要素についての判断はPom Wonderful社に有利に傾く。(中略)地裁は、誤って両商標の類似性よりも差異の方を重く見たことによって、両商標の類似性の要素をPom Wonderful社に不利に判断するという明白な誤りを犯した。」また、巡回控訴裁は、販売経路の重複、実際に混同が生じている証拠、被告の意図、新製品の投入など、混同のおそれに関する要素の分析において地裁が誤りを犯したと判断した。

Pom Wonderful v. Robert Hubbard Jr., Case no. 14-55253 (9th Cir., Dec. 31, 2014)