United States ex rel. Associates Against Outlier Fraud v. Huron Consulting Grp, Inc., No. 15-425-cv, (2d Cir. Mar. 23, 2016)において、原告は、被告がある医療センターに対して過度のメディケア及びメディケイ ドの支払いを行っていたと主張して、虚偽請求取締法(FCA)に基づき訴訟を提起した。連邦地方裁 判所は、被告の主張を認めるサマリー・ジャッジメントを出した。そして、サマリー・ジャッジメン ト申立てを解決するにあたり利用された証言録取(デポジション)の調書に要する費用等の費用につ き、被告がその支払いを求めていたところ、連邦地方裁判所はこれも認めた。原告は、デポジション の調書に要する費用の支払いは、訴訟が明らかに言いがかり的である場合、訴権乱用の場合、又は、 ハラスメントの目的による場合に裁判所は「合理的な弁護士費用及びその他の費用」の支払いを命じ ることができる、と規定する31 U.S.C. § 3730(d)(4)の基準を満たすものではなく、認められないと主張 して、この点につき控訴した。第2巡回区控訴裁判所は、「費用」との文言は、FCAと連邦民事手続規 則(FRCP)において異なる意味があり、FCAにおける「費用」の限定的な転嫁条項はデポジションの 調書には適用されない、と判示した。そして、デポジションの調書に要した費用は、言いがかり的訴 訟であることの証明なく調書に要する費用等の特定の費用の勝訴当事者への支払いを認め たFRCP第54(d)(1)条及び28 U.S.C. § 1920の適用を受ける、と述べた。このような第2巡回区控訴裁判所 の判断は、第8巡回区、第9巡回区、第10巡回区控訴裁判所の判断と整合するものである。