SECは、オレゴンを拠点とするFLIR社の2 名の元従業 員と、サウジアラビア内政部(MOI)の職員に対 し、FLIR社のボストン所在の施設において製品の検査 を行うための旅行を手配し、(但し、この旅行には、 カサブランカ、パリ、ドバイ、ベイルート及びニュー ヨークへの経由が含まれていた)、かつ、合計7000ド ルの5つの高級腕時計を購入してサウジアラビア内政 部の職員(この職員の中には、上記旅行に参加した者 も含まれていた)に対して贈ったことに関し、行政上 の和解を行った。Timms, Exchange Act Release No. 73616 (Nov. 17, 2014) 本件で現金の支払いに関する主張は含 まれていない。SECの命令によると、旅行及び腕時計 は、熱双眼鏡に関する1290万ドルのビジネスを得るた め、またこれとは別の1740万ドルの赤外線セキュリ ティー・カメラの注文を得るために提供されたもので ある。また、SECの主張によると、腕時計購入費用に ついてティムス氏(元従業員)が立替費用を請求した こと要求について、FLIR社が内部調査を行ったの後、 当該元従業員は、外部エージェントを利用して、腕時 計の価格を7000サウジリアル(1900米ドル)と低く記 載した虚偽の請求書を作成し、かつ、MOI職員が途中 下車せずリヤド らボストンまでの直行便を利用した との虚偽の記載を含む請求書を入手した。和解におい て、FCPAの反賄賂規定及び会計帳簿規定違反の犯罪 事実につき、元従業員の内の一人は5万ドル、もう1人 は2万ドルの支払いに同意した。本件は、2012年以来 初めてSECが個人に対して行政手続上の制裁を行った ケースである。