連邦仲裁法(FAA)において、仲裁強制命令は、他の申立てとは異なり、中間判決に対する控訴とし て直ちに控訴可能とされている。仲裁可能性が問題となったサマリー・ジャッジメント申立てにつ き、連邦地方裁判所が退けていたところ、第3巡回区控訴裁判所は、Devon Robotics, LLC v. DeViedma, 798 F.3d 136 (3d Cir. 2015) (No. 12-3676)において、この連邦地方裁判所の判断につき直ちに控訴可能か 否か、検討した。第3巡回区控訴裁判所は、即時控訴はできない、と判断した。同裁判所は、FAAのも と即時控訴可能なものとなるか否かの決定にあたり、申立ての文言に注目した。同裁判所は、本件で 問題となったのは、サマリー・ジャッジメント申立てであり、FAAにおける仲裁可能性についての申 立てではない点を指摘し、また、問題となった命令には仲裁強制申立てやFAAに関する記載は一切な かった点を指摘した。よって、即時控訴はできないと判示し、本件控訴は却下された。