Federal Circuitは、IN RE IMES (Appeal No. 2014-1206) において、最も広範な合理的解釈にはクレーム文言の文理解釈のみからは到達し得ないと判断し、誤ったクレーム解釈に基づいたクレームの拒絶を覆した。

出願人の特許出願は、電子画像および動画情報をネットワークを介して通信する装置に関するものであった。クレーム1には、数ある機能の中でも、特に第一と第二の無線通信モジュールが含まれていた。クレーム34には、数ある機能の中でも、ストリーミング動画を無線通信するためのモジュールが含まれていた。審査官は、先行技術であるリムーバブル・メモリーカードが「如何なる電線も利用されていない」ことから「無線」であったと判断し、クレーム1を拒絶した。審査官は、一連の画像の電子メールによる送信を開示している先行技術を根拠に、クレーム34も拒絶した。審判部は審査官の査定を支持した。

Federal Circuitは上訴審で審決を覆した。Federal Circuitは、審査官の「無線」の解釈は、「無線」とは大気空間を通じて電波を伝送する方法及び装置を指すと明確に定義している明細書を特に考慮すれば、最も広範な合理的解釈には整合しないと判断した。リムーバブル・メモリーカードは、大気空間を通じて信号を伝送しない。Federal Circuitは、もう1つの新規性欠如の主張についても、PTOがその主張を上訴審で推進したのは今回が初めてであり、審判部が検討していれば拒絶判断の新基準を打ち立てることになり得たため、これを退けた。Federal Circuitは、画像あるいは動画を含む一連の電子メールは、明細書を考慮して「連続的な動画の伝送」と適切に解釈された「ストリーミング動画」と同じではないと判断し、審査官のクレーム34についての拒絶も覆した。