連邦最高裁判所は、公正信用報告法(「FCRA」)に 基づく請求についての当事者適格に関する第9巡回区 控訴裁判所の判断を再検討する裁量上訴を認め た。Robins v. Spokeo, Inc., 742 F.3d 409 (9th Cir. 2014), cert. granted sub nom. Spokeo, Inc. v. Robins, 135 S. Ct. 1892 (U.S. Apr. 27, 2015) (No. 13-1339)において、原告は、ウェブサ イトのオペレーターが原告についての不正確な情報を 公開してFCPAに違反し、これにより原告の雇用関連 に悪影響が発生した、と主張した。カリフォルニア州 連邦地方裁判所は、原告は損害及び被告の行為により 損害が発生したことを主張できていないため当事者適 格を主張できていない、と判示して、本件を却下し た。第9巡回区控訴裁判所はこれを覆した。同控訴裁 判所は、本件のように原告が故意に基づく請求を行う 場合には、FCRA上実際の損害を立証することは求め られていない、と指摘した。よって、原告が制定法上 の権利侵害を主張すれば、第3章の当事者適格に必要 な事実上の損害要件を満たす、とされた。また、同控 訴裁判所は、損害が制定法上の権利侵害に該当する場 合には、当事者適格に必要な因果関係の要件も満たさ れる、とした。