SECは、最近、SECによる調査において資料を改竄し たうえでSECに提出した疑いがもたれれているコンプ ライアンス担当役員を起訴した。Exchange Act Release No. 73,350 (Oct. 15, 2014)  行政手続開始を命じるSECの 命令によると、ウェルス・ファーゴ社の元コンプライ アンス担当役員は、従業員、顧客、クライアントによ る疑わしい取引を特定し、これらの取引が非公開の重 要な情報に基づいて行われたものか否かを検討する任 務を負っていた。2010年9月、当該役員は、特定のブ ローカーによる取引についての検討結果をまとめた資 料を作成し、特に疑わしいものは発見されなかったと の結論で本件検討を終えていた。その後、SECは、当 該ブローカーをインサイダー取引で起訴し た。2012年、SECは、ウェルス・ファーゴ社に対し、 資料の提出を求めた。SECの主張による と、2012年12月、当該役員は、実際に行った検討より も徹底した検討を行ったかのように装うため資料を改 竄し、ウェルス・ファーゴ社は当該資料をSECに提出 した。SECは、改竄を発見し、当該役員に対してこの 点を追及した。当該役員は、当初は資料の改竄を否認 していたが、後にこれを認める証言を行っ

た。SECは、ウェルス・ファーゴ社による帳簿及び記 録提出義務に関連する証券法違反を幇助したとして、 当該役員を起訴した。