カリフォルニア州を拠点とする医療診断及びライフサ イエンス企業であるバイオ・ラッド社は、米国司法省 (DOJ)と不起訴合意(Bio-Rad Labs., Inc. Non-Prosecution Agreement DOJウィリアム・J・ステルマック 氏からレイサム&ワトキンス法律事務所ダグラ ス・N・グリーンバーグ氏に対する書簡)(2014年 11月3日)を締結し、FCPA違反に関するSECの行政命 令に同意した(Bio-Rad Labs., Inc., Exchange Act Release No. 73496 2014年11月3日)。バイオ・ラッド社 は、1435万ドルの刑事罰金の支払い、4070万ドルの不 当利得の返還、判決前利息の支払いに同意した。バイ オ・ラッド社とDOJの間の不起訴合意に添付された事 実関係の記載によると、バイオ・ラッド社のフランス 子会社は、ロシアにおける政府の販売に関係する様々 なサービスの提供を仲介会社に依頼し、同社に対し て15%から30%の「手数料」を支払ったが、仲介会社 によるこのようなサービスは一切提供されていなかっ た。そして、これらの支払いは、バイオ・ラッド社の 会計帳簿において不正確に記録されていた。同社は、 上記支払を停止せず、ロシアでの事業に関して内部統 制を実施しなかった。SECの命令でも同様の主張がな され、さらに、バイオ・ラッド社の外国子会社が、ベ トナム及びタイにおいて、同国の公務員に対し、現地 の仲介者を利用してビジネス獲得目的で賄賂を支払っ たこと、及び、その旨が不正確に記録され同社の財務 諸表に統合された、と主張された。SECは、バイオ・ ラッド社が、5年間にわたって、750万ドルの賄賂の支 払いを防止又は発見を怠り、これにより同社は3500万 ドルの違法な利益を得た、と述べている。