Loginovskaya v. Batratchenko ,764 F.3d 266 (2d Cir. 2014) (No. 13-1624)において、原告であるロシア国民は、被告が ロシアにおいてニューヨーク州会社に投資するよう原 告を不正に誘引した、と主張して、商品交換法(CEA)に基づく訴訟を提起した。連邦地方裁判所は 本件訴訟を却下し、第2巡回区控訴裁判所はこれを維 持した。同控訴裁判所は、まず、CEAは域外適用につ いて何も述べていないと指摘し、証券取引法 第10条(b)項に関する判断を参考にして、CEAは米国内 の商品取引にのみ適用される、と判示した。そして、 同控訴裁判所は、ニューヨーク州にある被告の銀行口 座に原告が資金を送金したことから、国内取引の要件 を十分満たす、との原告の主張を退けた。同控訴裁判 所は、銀行口座への送金は、単に取引を実行するため に必要な行為であったに過ぎず、取引それ自体ではな いため、国内取引要件を満たすには不十分である、と 判示した。同控訴裁判所は、当事者がロシアで契約に ついて交渉し、会議を行い、契約を締結したことは争 いがないため、原告は国内商品取引の要件を満たして おらず、よってCEAに基づく請求を主張できていな い、と判示した。