Jimenez v. Allstate Insurance Co. 765 F.3d 1161 (9th Cir. 2014) (No.  12-56112)において、原告は、オールステート社 が、保険請求処理担当社員に対してサービス残業を求 める実務又は非公式のポリシーを有していた、と主張 した。連邦地方裁判所は、クラスのメンバーによる サービス残業がカリフォルニア州法違反か否か、被告 が当該実務について認識していたか否か、被告が当該 実務を容認していたか否か、を判断するにあたり、ク ラス認証を行った。裁判所は、これらの責任に関する 争点は、クラスのメンバーからの統計サンプリングを 行うことでクラスに基づいて判断され得るものであ り、これにより、個々の損害に関する、難しいものと なる可能性のある問題のみを、後の手続に回すことが できる、と述べた。第9巡回区控訴裁判所はこれを維 持した。同控訴裁判所は、連邦地方裁判所が認識した 共通の問題により、責任に関する争点への解決が図ら れるため、クラス認証命令は適切であった、と判示し た。同控訴裁判所は、統計サンプリングと代表者によ る証言は、後の損害に関する段階で被告が個別の抗弁 を提起することが可能である限り、責任について判断 する方法として容認し得る、と述べた。そして、同控 訴裁判所は、連邦地方裁判所による、代表者による証 言やサンプリングを損害段階及び分岐手続で認めない との判断により、共通の問題についてクラスに基づい て判断しつつ、個別の抗弁を提起するオールステート 社の権利も留保された、と述べた。